会社の雇用形態が変わるため、サイコパスじゃないよね?あたま大丈夫?計算とかはできる?の試験を受けた。

WEBでの試験ののち、書類と身分証明書以外持ち込み禁止の無菌室チックな部屋で、ひたすら計算をしたり、わざと分かりにくく書かれた面白くもない文章を解読する。

自分が明らかな駒になった気がして、なんだか笑ってしまう。

途中で、幼稚園生のときに行方不明寸前の迷子になったことを思い出す。あのときの風景が見え、「この道は左に行けば良かったんだ」など、(そっちの)正解が見つかった。

いつもと違う環境に身を置くと、こういうことが起こるのがたまらない。

試験は当たり前に不合格かもしれないが、上司に「サイコパスだとしても日々働けているから大丈夫ですよって、本社の人に言ってくださいね」と念を押した。

レポートも提出し、あとは来週の面接だ。早く終わってほしい。

 

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ずうっと前から「このエピソードの人最高だな、でも誰のことなんだろう」と思っていた人が、●●●だったと分かり、自分の目の狂いのなさにがっかりする。

自分で自分を追い詰めてしまった。

やっぱりあなたと会いたい。会って、誰にも話せないようなセックスがしたい。