友人がホワイトデーに「靴べら」をもらったそうだ。
送り主は旦那さんで、折れてしばらくないままだったので、もう折れないようにと金属のものをくれたという。
【夫婦のプレゼントには生活にヒントがあるといつか誰かが言っていた。それはきっと、マイナスを埋める、ゼロにするプレゼントだということだろう。生活をともにしない相手からのプレゼントはプラスのプレゼントということが多いと思う。自分では買わないからうれしい、とはよくいう。どっちもありがてえことだ。】
なるほど、と思った。
わたしは「自分が使っておススメだと感じたもの」プラス「相手が自分では買わないけれど欲しがっていたもの」「相手が自分では買わないけれどわたしは似合いそうだと思うもの」をプレゼントに選ぶことが多い。
「パックやヘアオイル」プラス「自分で買うには高いけど欲しいと言っていたデュフューザー」など。
わたしは「パックやヘアオイル」を「金属製の靴べら」にできる日を待っているのだと思う。
「生活」に濡れ、「生活」で勃たせたい。
「日常」を共にする人と「非日常」を味わいたい。
だからわたしは結婚がしてみたい。