「才能のそばにいるには優しすぎるんじゃない?」という言葉は、わたしに大いに響いた。

才能のそばにいたいと編集者になろうとしたが、仕事にするには愛が足りなかった。
しかし恋愛関係としてそばにいることにも素養がないことは、経験から分かっている。
その理由を「優しすぎるから」と言ってくれた友人は、なんて優しい人なんだろうか。

無い物ねだりが過ぎると、地獄を見る。
そばにいることにだって、才能がいる。
いつだって身分相応でいたいとは思っているのに、やっぱり●●●に会いたい。