この間のことを、毎分、思い出している。
合間、二人とも、くう、と眠ってしまった時間があった。
わたしは寝ぼけたふりをして、腕の中に滑り込んだ。●●●は薄目を開け、ぶっきらぼうに抱き寄せてくれた。どれくらい意識的なものだったのかはわからない。
はっきりと「死んでもいい」と思った。
恋とはまったく違う感動だった。
●●●にではなく、何か大きなものに対して「ありがとう」と思った。