合意の上でセックスをして、まぁまぁ想定内で捨てられても、やっぱり「お前ただじゃおかねえぞ」と思う。
くそつまんねぇツイートなんてしてんじゃねぇよ。
一方的に切られた糸を持たされたわたしは、ぶんぶんとその糸を振り、目の前の空間に心電図みたいな波を作って遊ぶ。
自分ひとりで自分を生かしておくのは大変だ。

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こんなに都合よくつかわれたのは初めてだったなぁ。
面白かったけど、一丁前に傷ついているし、憎んでもいるし、死んでほしい。
自己否定に向かいつつある気持ちが、自傷行為としての過食やマクドナルドに向かい、どんどん醜くなりつつある。
「わたしブスっていうより、醜い」。
撮られた写真が、急に不安になる。
別に公開されることは良いのだが、こんな醜い身体を、と思うと恥ずかしい。
ただ、珍しく頼み込まれて撮られたあの1枚だけは、どうか世の中に出してほしい。あのときの言葉が嘘でなかっ たと証明するために。

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大切なものは、何度も何度も捨てなくてはなりません。
たとえば、自分とか。