近所に住んでいた友達が京都へ引っ越した。
京都のどのへん?と聞いたらば、わたしが小4〜中3まで住んでいたところのすぐそばで(走って3分くらいだろうか)、とても不思議な気持ちだ。

いまわたしが住んでいる街。
友達がこの街に住んでいて、当時好きだった男もこの街に住んでいたから、わたしも住むことにしたのだ。
24番のバスに乗れば、●●●の家にも20分弱で着く。
いまとなっては、友達も男もこの街にはいないし、●●●から呼び出されることもない。
いなくなりどきかもしれないな、と思う。

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しばらく日記を書いていなかったのは、仕事が忙しかったこともあるが、
わたしは恋愛をしていなければなにも書くことがないからだ。
本名を出して、人に見せられるような日記を面白く書くことは、わたしにはできない、というか、興味があまりない。
「犬端さんは病んでいるのか健全なのか、よくわからない」という言われたことがある。わたしも本当にそう思う。