『テレクラキャノンボール』のことを考えながら、食器を洗った。

最近、ツナとブロッコリーペンネにはまっている。茅乃舎の野菜だしで味付け。

ペンネグルテンフリーのものを見つけた。割高だが、罪悪感を買うよりは安い。

物心がついて以来、ずっと痩せたいと思っているのに痩せないなんて、圧倒的に意志が弱いとしか言いようがないな。

 

『テレクラキャノンボール』のことを考えながら、洗濯物をたたんだ。

最近、きちんとしたブラジャーをつけていない。ユニクロのブラトップばかりだ。重ね着は嫌いだが、お腹周りは2重にしておきたいわたしにピッタリなのだ。

デブの副産物としての巨乳は、巨乳ではない。そんなことは分かっている。

 

『テレクラキャノンボール』を見たのは、もう何年も前だ。それなのに、ことあるごとに考える。

映画館ではなく、DVDで見た。映画館では爆笑が起こっていたと聞いて、戦慄した。恐怖で震えた。

わたしが笑われているということだからだ。

年末に、バクシーシ山下の撮った花岡じったの引退作を見たときも同じ感情になった。

男の欲情はわたしを救う。そう実感しているからこそ、とても怖い。

 

どうしたらいいのか全く分からないまま、掃除機をかけ、洗濯をし、米を炊き、卵を茹でた。