相変わらず、部屋が荒れている。

乾かないと分かっていてする洗濯は自傷行為のようで気が引ける。

食生活も荒れていて、顎のできものが一向に良くならない。

高いシャンプー(の試供品)を使っているおかげか、髪だけは調子が良い。

アイスはやめていて、こんにゃくゼリーを凍らしたも食べたりしている(リンゴ味が一番おいしいと思う)。


***


へとへとになって、Tさんの家へ。明日は休みだ。

ご飯を食べさせてもらう。

「食べさせてもらう」は、「振る舞ってもらう」と「介助」のダブルミーニング

鶏肉とキノコのクリームシチュー的なものと、ご飯、たっぷりのサラダを用意してくれていた。

お風呂も入れてもらい、頭も身体も洗ってもらった。髪も乾かしてもらう。

お姫様抱っこでベッドに運ばれ、掛布団をふぁさぁ~と掛けてもらった。即寝。

10時間眠って起きると、隣にTさんがいたので、ぎゅぅっと抱き着く。

「おはよう」

「おはよう。なんか久しぶりに声聞いたな」

「ははは、そうかも。しゃべる元気もなかった」

「昨日のサキちゃんは、ちょっとエロい大型犬みたいだった」

「あんなにボロボロなのにエロを感じてくれるのか、ありがたいことだ、犬だけど」

「疲れ切ってるのって、なんかいいんだよね、犬だったけど」

「犬が疲れ切ってるのは、ちょっとかわいそうだけどね」。