近所のカフェのトークイベントへ行った。
元恋人の話題が出たりして「いまわたし、どんな顔してるかな…」なんて思ったりした。
友人が来ていたので、友人の飲み友達も合流してちょっと変わったスパイスの使い方をする中華を食べ、移動して白ワインを飲んだ。

この友人とは「インターネット」を通じて知り合い、もう20年くらいになる。

BBS、テキストサイト、というような場所だ。
その友人に描いてもらった“可愛い上に似ている”似顔絵を、12年間変わらずずっと、ツイッターのアイコンにしている。

初対面の人へわたしを紹介するような話の流れで、友人が「サキは絶対に人のことを否定しないものね」と言うので、びっくりしたし嬉しかったし、ホッとした。
わたしは知らず知らずのうちに、人を否定をしてしまっているのではないかと常に気に病んでいたんだ。否定だけはしたくない、と常に思っていたということが、分かった。


***


友人の飲み友達は、偶然にも今年観た映画の監督だった。
よくあることだ。淡々とし過ぎず、かといってきゃぁきゃぁは言わない。
こういうことに対していちいち「つながっている!」「星座!」みたいなことを言うのが心底気持ち悪い。
わたしはそこにいなかったんだということの方に注目すべきだし重要なのに、何を騒いでいるんだろうと思うからだ。