Rさんが焼き肉を奢ってくれた。
R様、厚切りタン、美味しゅうございました…。
(とここまで書いて、怖くてまだ読めていない週刊文春を思い出した)

お会計を済ませたRさんは「安っ」と呟いたあと「いつでも奢らせていただきたい金額でした」と言ってくれた。
Rさんのこと、すごく好きだなぁと思う。
でもRさんの周りには可愛くて頭の良い女の子がたくさんいることを知っているので、いつもなかなか素直になれない。
牽制球ばかり投げて、萎えさせてしまった。申し訳なくて泣きそうになる。
わたしはいつも薄幸そうな女に負ける。何かありそうな(そして実際あるのでしょうきっと)女に負ける。つまらないツインニットの女に負ける。髪が長めの細い女に負ける。黒縁メガネの女に負ける。首絞めセックスが好きな女に負ける。素直に男を振り回すことができる女に負ける。

「世界がメンヘラに飽きたとき、わたしはモテ始めると思うんだよね!」
「僕は単純に、サキさん可愛いなぁと思いながら肉を食べてましたよ」にっこり笑いながらそう返されて、あぁこの人はモテるだろうなぁとまた落ち込んだ。

自信がないことでかけてしまう迷惑がたくさんあって、端的に言って「わたし超絶ダサい」と感じる。