身体の輪郭がぼやけたまま日々は続く。
あれ、もしかしたらもう死んでいるのか?と思うこともしばしばだ。
急に入院する可能性があるんだよな、と思いつつなにも準備していない。
心の底では「自分だけはかからない」と思っている証拠だろうか。

胃の調子が悪いのは水分補給を紅茶にしていたからだと気付く。麦茶やそば茶のパックを買ってこよう。
冷凍してあった鶏肉とジャガイモを、冷蔵庫で死にかけていた「玉ねぎポン酢」で煮て、バター落として黒胡椒を振った。おいしい。
買ってこようと思ったり、おいしいと思ったりすることを、図々しいなぁと思ったりする。

随分前に登録していた出会い系アプリで、こちらからいいねを押したがスルーされた人が、知り合いのとても仲良しの人だと気付いた。
わたしは基本的になんでも画で覚えていて、プロフィールとフェイスブックで同じ写真なんて使われた日にゃ一発である。
(「どこかで見たことあるな」から「あの人だ」までの時間が極端に短い、という風に考えてもらえれれば良いかと)
この先実際に会うことがあっても、彼はわたしを覚えているわけがない。そのことをとても面白く感じた。
「わたし、いいねしたことがあるんですよ」と言ってみたい。