経験上、やる気が200パーセント以上ないとやってはいけない「お風呂の床のタイル張り」を100パーセントくらいでやり始めてしまい、案の定な仕上がりになってしまった。
「味があっていいじゃない」なんて言ってくれそうなのは母親ぐらいのもので、しかもタイルが2枚足りなかった。
丁寧に見えるなにかで取り返す必要があると感じ、慌てて玄米を浸水させ、冷凍してあった鯖を解凍、代引きの料金をお釣りのいらないようにきっちり用意した。

代引きで買ったものは無印良品のカーディガンで、注文して届く間に2,000円も安くなっており、悶絶したいわくつきのものだ。送料負担で返品、注文をし直しをしても1,000円以上は戻ってくる計算になるけれど、手間と到着までの時間を考えてこのままで良しとした。
メンズのSで腕は少し長いが、丈はバランスがとりやすいのと、軽くて可愛い。これ以上安くなったら色違いを買うのもありかもしれない。

タイル、玄米、冷凍、代引き、手数料、色違い、こういうことが「生活」だ。

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最近は20歳のときに母に買ってもらったティファニーのブレスレットと、恋人に買ってもらったピンキ―リングをつけている。
20年前とわたしが同一人物だと強制的に思い出させられる。

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