キャロットラペをサンドイッチにするときにと思って買ったオリーブの瓶の蓋が開かないまま、体感で3年が経った(実際は2週間弱)。
Tさんに開けさせるわけにはいかないし(手首に何かあったら仕事に差し支える、それでも開けようとすることが分かっているので基本隠しておく)、
ネットでいろいろ調べてやってみたが全く開かず、未来になんて期待できるわけがないだろうという気持ちになる。

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湿気にすべてのやる気を、魂を持っていかれた。
天気とラインのやり取りで察したTさんが、コンビニのショートケーキとポテトチップス、ネギトロ巻きを持ってやってきた。わたしが調子が悪いときに欲するもの3点セット。
ふわっと抱きしめて、たくさんキスをしてくれた。
説明がとても難しいのだけれど、こういうときのTさんのハグやキスには偉そうな感じが微塵もない。上からの「よしよし」「いい子でちゅね~」みたいな感じがない。
これがなかなか難しいということを、わたしは知っている。
「もうちょっと眠る?」
「うん」
「横で仕事していい?」
「うん、いて欲しい」
「うん」。
タオルケットをふぁさぁと掛けてくれて、わたしはとても良い夢を見た。