ほとんどお酒を飲まないので、酔っ払うこともほとんどない。
なので酔っ払ってやらかした次の日の気持ちなど、知らないまま生きてきた。
BさんとKさんと会って、楽しく過ごした。
家から遠めの場所だったため、お酒は飲まないつもりだったが、オーダーがうまく通っていなかったのか、ノンアル飲料でも合成物質にアレルギーが出て酔っ払ったようになってしまうわたしの体質か、ふたりが心配するような潰れ方をしてしまった。

夜の街で、ピアスと記憶をなくした。

酔っ払った次の日、こんなに間が持たないタイプのさみしさが襲ってくるなんて知らなかった。
初めての感情に、興奮している。
身体はだるいが酔いは覚めている。猛烈にセックスがしたくなったが相手がいない。そのことにまた興奮して、布団にくるまって極限まで小さくなったり大きくなったりしたまま再びの夜を迎えた。