赤べこを作る工房の人の言葉。
「ほんとさりげなく(置いてあるもの)、埃をかぶっていてもいいと思うんです。民芸品ってそういうもの。美術品とは違うので」。
心に深く深く深く刺さって、泣いてしまった。
こういう美学(というか何と言ったらいいんだろうか)に、本当に弱い。
それプラス、わたしは"分かりやすく大事にされたがり過ぎなんだな"という内省が生まれ冷や汗も出た。
美術品と民芸品、どちらが上ということはないし、一番目につく場所にいるあの子も、いつの間にか存在し埃をかぶっているあの子も、等しく愛おしいのは分かっていたはずだった。
うまくまとまらないけれど、この言葉は一生心に残ると思う。
赤べこ買おう。