初めて、Kさんからの連絡が半日なかった。
仕事に集中しているか、これから忙しくなるのを見越して眠っているか、体調が悪いのか、わたしに連絡するようなテンションじゃないのか、嫌われてしまったか、はたまた他の女に会っているか。悲しい理由が次々と浮かぶ。
電話をしたりラインをしてもいいはずだったが、出来なかった。
0時を過ぎたあたりでビデオ通話がかかってきて「ごめん、めちゃくちゃ眠っていた、そしてゲームをしていた」とのことだった。
Kさんは元恋人との同棲期間が長かったので、いまの一人暮らしの自由気ままさが新鮮なんだろう。大いに楽しんでもらいたい気持ちと、さみしいという気持ちでごちゃごちゃになる。
「わたしから連絡が出来なかったということは、Kさんとの関係性に自信がないということだと思う」と素直に言うと、「いろんな心配をかけて申し訳なかった。なにも考えずに連絡してきて欲しい。仕事中でも眠っていても大丈夫だから」と返された。
そんなことはまだできない、と絶望する。