堂々と花束を贈れる機会に恵まれた。
お気に入りのお花屋さんに行って、とある本の表紙を見せ「この色味のイメージで、小さめでギュッとした感じで」とお願いし、あーだこーだ言いながら作ってもらう。
「これだとちょっと締まらない感じがしますかね…赤いケイトウを入れるのはどうでしょう」「いいですね」。


出来上がった花束を混じりけなし、幸福だけの気持ちで渡す。

ありがとうと言いたいのは、いつだってわたしだよ。