自分にがっかりしている。
わたしは結局見返りを求めているに違いなく、その姿はとてもむなしくみっともない。
無償の愛など存在しないとして、せめて「厚意でやった」と自覚がある事柄については見返りは求めないでいたい。
具体的に書くことも憚れるような「小さいこと」は常に鋭利なガラス片のように突き刺さる。
幸いなことに、ガラスは透明で誰にも見えず、涙も透明で誰にも見えない。
「小さいこと」「よくあること」「気にしすぎ」は、救いの言葉になることは永遠にないことをわたしはよく知っている。