イレギュラー対応に追われて通常業務が一向に進まない。この先どうなるかなんて誰にも分からないが、通常業務の滞りはのちのち自分たちの首を絞める。

5人で進めていた仕事を一手に引き受けることになった。 

「わたしね『日常を生きる少女』なんだよ」
「そうか、日常は大事だね」
「うん」
「“病気もせずに惑わされずにオレはホントにそれは正しいと思う”」
「“一人で映画に出かけたり”」
「“悔んだり”」。
図らずもタイムリー感のある会話。