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家から近くてロゴマークがかっこいいという理由で選んだ婦人科に行く。
やはり妊娠はしておらず、念の為に採血もして来週結果を聞きに行くことになった。
「妊娠、してないですね」
「そうですよね…この年齢で、排卵日でもない日にセックスして、そうそう出来ないですよねー」
「いやいや、それはわからないですよ」。

「子宮、とてもきれいです」
「ほう」。
ソフビ人形みたいな、四角くて首のないこのお医者さんは、どんなセックスをするのだろう。
採血を担当してくれた看護士さんは、わたしが妊娠希望だという前提で話をしてきて、適当に相槌を打ってその場をしのいだ。
希望とも希望していないとも、言えない。
●●●は、元気だろうか。
待合室にはたくさんの人がいて、それぞれのドラマを勝手に思い浮かべる。
我々は見えない物質によって支配され、月に一回、股の間から血を流す。正気の沙汰ではない。
初診料含め8,000円ほど支払った。誰かを恨みたくなる金額だ。

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そのまま渋谷へ行き、ホテルのラウンジでサンドイッチとコーヒー。
国府達矢と向井秀徳のライブを見る。
国府達矢の歌っている顔が大好き。できればサングラスは外して欲しいけれど、わたしはもう脳内で再生できるので問題なし。
向井秀徳も久しぶりに見れてよかった。相変わらず話が通じなさそうなところも良かった（褒めている）。
うん、二人とも大好きだ。