パスポートを更新した。
証明写真にいろいろ証明されて悲しい。
自撮りの世界で生きていきたい。これでビューティー系の加工アプリなんて使い始めたらどうなってしまうんだろう。
生身で誰かに会った途端、自分が砂みたいに消えてしまいそうだ。
自分が仕事で接客もするようになって、お客になったときにいろいろ思うことが増えた。「さすが」と思うこともあれば、「おい」と思うことも勿論ある。
今週は「おい」と2回思った。
いつもの生活。
20時、帰宅。卵かけごはんを食べ、突発的に衣替えを始めた。
1時間くらいで力尽き、2時間くらい眠る。
起きてコンマリの番組を見ながら衣替えの続き。こういう士気の上げ方、嫌いじゃない。サクサク捨てられたような、気がする。気がするの大事。
お風呂に入って朝6時に就寝。
11時頃起きてTBSラジオを聞きながら洗濯2回目と3回目の間にスーパー、100円ショップ、ドラッグストアへ。
小松菜2袋、10パーセント引きだったきざみ揚げ、マーボー春雨の素、豚肉、20パーセント引きだったライ麦パン、杏仁豆腐。小松菜は一袋50円だった。
アイフォンの画面強化シール、洗濯ネット、クッキングシート。雲柄の洗濯ネットかわいい。
トイレットペーパー、ボックスティッシュ、生理用品。己の体から出るものを受けとめるものばかり。
米を炊き、小松菜と豚肉を足してマーボー春雨を作る。小松菜きざみ揚げでおひたしも。お弁当も作る。
ライ麦パンを焼き、コーヒーを淹れる。この時間のテレビをなかなか見ることがないのでつけてみたが、すぐに消した。
アイロンをかけてお風呂入って、もう寝ようと思っている。
友達とのラインに心底癒された。
いろいろすっ飛ばしても気持ちが伝わる関係というのは、本当にありがたい。
前提として絶大な信頼がある。
それは彼女が、とても「ふつう」で「すなお」で「イケてる」「おとな」だからだ。
***
恋人ともこういう風になりたいなと思うのだけど、なかなかに難しい。
それはセックスという手段があるからだろうか。
セックスに甘えているのかもしれない。
わたしはこの先どうなってしまうのだろう。分からない。
分からないことは不安だから、分かるようになりたい。分かるようになるとそれは恐怖になる。
恐怖への対策は、不安への対策よりはしやすいはずだが、恐怖を知ってしまったらどうなるのかという不安がある。
……おい、どうすんだこれ。
***
しかしわたしは「「ちょっと変わっている女の子」になりたい女の子」から「マジでやべぇ女」に成長しきってしまったなぁ。
6月には39歳になる。
去年の今頃、●●●と見上げたバス停の桜は、今年も咲いているだろうか。
◆ピエール瀧が逮捕されたとき、一番初めに思い浮かんだ友達と偶然会えた。
◆同僚に「23歳のとき何をしていたか」と聞いたら「某ファンシーショップで働いていて、何千万円単位の入荷を管理していた」という答えが返ってきた。
◆「Sちゃんのコートの裏地、キノコ柄で可愛いね」「え?花柄でしょう?!」「え?キノコ柄だよ」「うそ、ショック…!」二人で爆笑。Sちゃんは視力が弱く、白杖を使って生活をしている。このコートは、少し見えているときに買ったものだったらしい。
◆髪を切った。「髪を切り過ぎる」までが「髪を切る」ということなのかもしれない。禅問答のようなことを思った。「髪を切り過ぎて」「でもわたしは知っている、髪が伸びるということを」までがセット。
◆今年の春夏のわたくし的制服(仕事場で着る服)が決定。無印良品の「ストレッチフライス編みボートネック七分7Tシャツ」です!まとめ買いして毎日着る。
上野の東京都美術館で『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』を見た。
曽我蕭白「美人図」と、長澤芦雪「白象黒牛図屛風」がとても好きだった。
美術館などに行ったとき「自分が買うならどれかな」「飾るならどれかな」と考えながら見るようになってから、グッと楽しくなった気がする。
曽我蕭白の「美人図」は、びりびりに破かれた手紙を口にくわえた素足(爪に泥)の女の絵。これを「美人図」とした作者素敵。
長澤芦雪「白象黒牛図屛風」は、変な犬がやっぱりかわいい。変な犬、2019年でも変な犬。ストフのコラボTシャツは売り切れていて残念だったな。
閉園ギリギリだったが動物園にも行った。
フクロウがネズミを食べるところを見せてくれたので、ずっとフクロウを見ていた。