2017-09-21 愛の関係 孤独で楽しい夏が終わった。 こんなに人に会わなかった日々も珍しく、こんなに眠らなかった日々も珍しい。 笑っちゃうくらい、ひとりだった。 家と職場の直行直帰。うっかり死ぬ余地を与えない生活。 自分の作るご飯に飽き、自分が思いつくことすべてをつまらなく感じた。 あぁ、わたしってこうだった、と、一つ一つを思い出す日々だった。 わたしにはなにもない。わたしなどどこにもいない。探す必要もない。だれからも愛されないということの自由気ままを誇りつつ咲け (枡野浩一)