経験上、やる気が200パーセント以上ないとやってはいけない「お風呂の床のタイル張り」を100パーセントくらいでやり始めてしまい、案の定な仕上がりになってしまった。
「味があっていいじゃない」なんて言ってくれそうなのは母親ぐらいのもので、しかもタイルが2枚足りなかった。
丁寧に見えるなにかで取り返す必要があると感じ、慌てて玄米を浸水させ、冷凍してあった鯖を解凍、代引きの料金をお釣りのいらないようにきっちり用意した。

代引きで買ったものは無印良品のカーディガンで、注文して届く間に2,000円も安くなっており、悶絶したいわくつきのものだ。送料負担で返品、注文をし直しをしても1,000円以上は戻ってくる計算になるけれど、手間と到着までの時間を考えてこのままで良しとした。
メンズのSで腕は少し長いが、丈はバランスがとりやすいのと、軽くて可愛い。これ以上安くなったら色違いを買うのもありかもしれない。

タイル、玄米、冷凍、代引き、手数料、色違い、こういうことが「生活」だ。

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最近は20歳のときに母に買ってもらったティファニーのブレスレットと、恋人に買ってもらったピンキ―リングをつけている。
20年前とわたしが同一人物だと強制的に思い出させられる。

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同じものばかり作ってしまう。
キャロットラペ、無限ピーマン(ツナとピーマン炒めただけ)、雷こんにゃく、きゅうりとなすの辛子漬け、味付けたまご。
刺身用のサーモンが安かったので半分は塩昆布で和え、半分は軽いフライにしてサンドイッチにして明日のお弁当にした。

ご飯は炊いて冷凍してあるし、味噌汁も作って冷蔵庫に入れた。

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外からの風が、蚊取り線香の香り付き。

木村拓哉主演のドラマ「BG」の特別版を見た。
斎藤工が拓哉に遠慮してる?ってくらいかっこ良くなかった(のが良かった)。
剛力彩芽と同じでケバいくらいのヘアメイク、スタイリングの方が似合うんだろうな。

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もらった芍薬が蕾のまま逝ってしまいそうで、写真を見せつつ花に詳しいパートさんに相談。
「緑の萼のところを剥くようにして、手伝ってあげると咲くようになるよ」とのことで、「早く帰って剥きたい」ということで頭の中がいっぱいになった。

またセルフでヘアカラー。自分で切らなくなっただけで進歩だと思いたい。
少し暗めになってしまったが、ブリーチしているからすぐに明るくなるだろう。
それは分かっているけれどなんだか落ち着かずに今日もまたやるか、と思っていたが、仕事帰りに隣の部署の女の子3人が「髪色素敵です」「何色っていうんですか」「似合ってます」と声を掛けてくれて落ち着いた。

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とにかく暑くなって湿気があって、身体がふわふわしている。
体調が悪いことなんていつものことだが、いまだに死ぬこともコントロールすることも出来ずにいるなんて、なんてぬるい地獄なんだろう。
ここはこの世だと思っていたけれど、この世とあの世の境だったのか~と思うと納得。
そろそろあの世側の門番に見つかりそうな気がして別人ですよアピールをするために、初めてすっぱムーチョを買って食べて、CCレモンを飲んだ。

 

どんな夏になるだろう。

よくある悩みは、よくあることだからと軽く扱われがちで、だからこそ解決なく今まで来てしまっているんだと思う。
芸能人の不倫報道に関して考えることは、軽く扱われて傷ついたり悲しんだ人たちが「やんややんや言っても良い気がする」芸能人のそれに一気にスパークしているんだろうな、ということだ。
浮気や不倫をされたとき、最初は悲しみに引っ張られがちで、怒れるようには時間がかかる。
「わたし、もっと怒っても良かったんだ」と気付いたときには話を聞いてくれる人がいなかったりする。
他人のことをとやかく言うな、というのはもはや通じないんだろう。他人事じゃないから。
(だとしても、世界に対しては黙っていればいいのにとは思うし、そもそも報道の仕方には疑問を持っています)

"よくあることじゃん、まだ言っているの?、そんなことされてまだやり直そうとしているの?"
あのときサキは絶対にこう言わなかった、本当にありがたかったと友達に言われ、そうか、世の中は本当に地獄だな。

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毎日毎日思うことがたくさんある。
わたしは仕方のないことなんてひとつもないと思っているし、全部欲しいし、可愛くなって世界征服したいよ。

花があると写真がはかどるというのは、良い気づきだった。
花の魅力に気づいたのも、ここ3、4年のことだと思う。
相澤義和さんが「花の写真を撮るのはなぜか」という質問に「合法的に生殖器を写せるというのは大きい」と答えていて、息を飲んだのもつい先日だ。

いつだったかモテ男Hからもらった花器(多分めちゃくちゃ高価、真っ白でシンプルだが無印良品のものではないことがすぐ分かる)も、だいぶ使いこなせるようになり、もらった芍薬が朽ちてしまっても自分でお花を買おうと思う。

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家にいる時間でやろうと思っていて出来なかったことを書き出そうとしてやめた。
出来たことを書き出すのもやめた。
とりあえず今日の充実感を得るために、ヨウジヤマモトの白い革財布をシダーウッドオイルで磨いた。

仕事終わり、友人夫婦がやっているカフェへ行った。
「ほら、インスタでよく見かける、お皿にチョコでハッピーバースデーって書くやつ、わたしにもやってくれよ!」と言ってイラっとされた結果、主張強めに【40】と書かれて笑った。
どうもありがとう。
芍薬をもらった。ほとんどが蕾でこれからが楽しみ。

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昼前に起き、掃除洗濯をする。シャワーを浴びて、エアコンをつけた。
はっきりと身体が楽になるのを感じたので、今後エアコンは我慢しないことを決めた。
友人がプレゼントしてくれた真っ赤な琺瑯のポットでお湯を沸かして、ニコニコしながらコーヒーを淹れた。

Tさんがやってきて、わたしの顔をじっと見ている。
しつこいので「何を見ているの?」と聞くと「鼻の下の毛穴です」というのでぶっ飛ばした。