2017-10-20 ■ デニムジャケットのポケットが破れていたので縫ってあげた。 自分の痕跡を物理的に残していいものか、「しかも針と糸ってなんか…」と迷ったが、 とても気に入っているものだと言うので、これ以上破れないようにと思って。 「また破れたら、縫ってもらいに来ますね」なんて、いい話すぎやしないだろうか。小説にもできやしない。 わたしは物語を、言葉を信用しすぎている。 自分が主人公でなければ、何の意味もないのは知っているよ。もう大人だから。 ここには本当のことなど、何も書いていない。