家族に見せられる表現と、見せられない表現がある、という話。
いわゆる「過激」なことをせず「恥部をさらす」でもなく「人には言いにくいことを言ってのける」でもない、【家族に見せられる表現】で人を惹きつけることは、実はとっても難しい。
そして【家族に見せられない表現】は、よほどのセンスがないと見るに堪えないものになってしまうということを、わたしはとてもよく知っている。
表現には、かっこいいという武器がある。
その武器を持つことを、許される人と許されない人がいるということだ。

Tさんとそういう話をしながら、一緒に長風呂をした。
「裸の付き合い感がすごくないか?」「エロくない方の」「エロくない方の」。

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新型のウィルスの影響で、仕事でも対応が必要な場面に遭遇している。
わたしなんかにまともなことを言わせないでくれと思いながら、謝ったり怒ったりしている。
現実逃避で熱川バナナワニ園のHPをみんなで眺めた。写真がどれも素晴らしい。Eさんの仕事だ。
レッサーパンダがめちゃくちゃ可愛くてデレデレしてしまう。
とてもじゃないが「わたしレッサーパンダに似てるって言われたことがあるんですよ」とは言えなかった。