「爪切男×高野政所 職質された夜にかぎって 第二夜」を配信で。斜め上のアングルから見る爪さん政所さん、それだけでなんか笑えた(配信の良さ)。
人柄が良い二人のひどい話は、安心して笑って聞けた。

とったメモには【家族のいない大工】という面白悲しい言葉が残っていた。
心には【女をおもちゃにしてって言われるけどそれは違う、頼りにしてるんです】という言葉が残っている。

 

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嫌なことがあった。そういうときに真っ先に思うのは「キム・ギドクの映画みたいなセックスがしたい」ということで、もちろん今日も思った。
が、ギドクがコロナで、しかもリトビアで死んだというではないか。自国で活動できないほどのひどいことをしたところまでは知っていたけれど、リトビアで永住権を獲得しようとしていたとは。
人格と作品は別物だ、というのは他人だから言えることで、それも軽々しく言っていけないと感じているが、それでもわたしはギドクの映画が大好き。新作を見ることができないことが、ひたすらさみしい。


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仕事でお客さんと対面し、たくさん喋るとき用にと“不織布マスクに貼り付けるタイプのアイガード”をもらった。
「顔を覆われる感じが苦手な人はだめかもしれないですね」「わたしは着ぐるみ族なんで全く問題ないです」。

そうだった、この人は普段“中の人”なのだ。「目線のところにほっそい線すら開いてくれてれば全然平気」「そんなの○○さんだけですわ」。