Kさんがうちに来た。
わたしの作ったご飯を「おいしい、全部おいしい」と言ってもりもり食べてくれた。3合炊いたご飯もなくなりかけた。
わたしに触れもせず、食後のコーヒーを飲んで帰ろうとするので、背中越しに「ハグぐらいさせてよ」と声を掛ける。振り向きもせず「お好きにどうぞ」と言うのでシマウマを襲うライオンみたいに後ろからがっつり抱き着いた。
駅まで手をつないで歩く。ちょうどわたしの頭らへんにある二の腕に顔をこすりつける。マーキングの気持ちでやっていたら「犬やん」と笑われた。バレてる。