●●●より入電。仕事中で出られない。
仕事中だということと、次の休みを伝えるラインを返す。
既読はつくが、返信なし。文字を残すのが嫌なのか?!と邪推ばかりが働く働く。
いますぐに会えないわたしには価値がない。
「お前はいろいろマイナスに捉えすぎなんだよ」と言われても、状況証拠が多すぎる。
今頃、他の女の子に電話してるんだろう。というか、わたしには何番目に電話をかけたのだろう。
「あーあ」とは思うけれど消え入りたいような死にたくなるような気持ちにはならない。
それは●●●にあまり期待をしていないからだ。期待をしていないということは信じていないということだ。

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まだ体調も万全ではないし、●●●との軍隊並のセックスに耐えられるとは思えない。セックス抜きで会おうと思ってくれているとも思えない。
わたしが笑顔で、あの部屋のあのソファで、服を着たまま写真を取られる日は来ないだろう。

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薬漬けだったので、遅れに遅れるだろうと思っていた生理がきちんと来た。律儀な身体。
ますます●●●が遠のいたような気がしてがっかりして、そういう自分に笑ってしまう。

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