2021-01-01から1年間の記事一覧

Kさんと会えた。飯田橋のカナルカフェで速度を落としていく総武線に向かって両手で思い切り手を振ったら「やめなさいよ」と苦笑された。母親と同じ反応だ。水がたくさんあるところは本当にいい。「広めの公園と水がそばにあるところに住みたいね」などと話…

この“ぬまぁ〜”とした気温と湿度、気圧で元気が出ない。Kさんに「なんでいま一緒いないの、チューしたいよぉぉぉ」と電話口で叫んだら「情緒!」と笑われた。

しばらくはKさんに会えないと思っていたが、お昼ご飯を一緒に食べることができた。無理させているような気がしていたけれど、そんなことない、と思わせてくれてありがとう。ラーメンを食べて散歩して、ミルクセーキを飲んだ。二人きりになるタイミングがなく…

Kさんと会えた。カレーを食べて散歩して本屋さんへ行って散歩してホームセンターへ行って公園でぼんやりしてお茶して散歩して100均に行ってしゃぶしゃぶを食べた。しゃぶしゃぶを食べながらした話の中で「こいつにはかなわない」と思ったらしい。わたしはそ…

Kさんがうちに来た。わたしの作ったご飯を「おいしい、全部おいしい」と言ってもりもり食べてくれた。3合炊いたご飯もなくなりかけた。わたしに触れもせず、食後のコーヒーを飲んで帰ろうとするので、背中越しに「ハグぐらいさせてよ」と声を掛ける。振り…

Kさんがわたしを「サキちゃん」と呼ぶ練習をし始めた。ラインでそう呼ばれる(打たれる)だけでキュンキュンする。わたしが友人と会った帰り道とKさんの仕事帰りの時間が合ったので、お互い歩きながら電話をする。たどたどしく「サキちゃん」と呼ばれて道…

「信頼しているし不安はない、自信もある」と面と向かって人に言ったのは初めてだった。それも、こう言うことで牽制したりプレッシャーを与えるなどの意味はまったくなく、自分の気持ちを言葉にした結果だ。こんなことがあるんだな、と不思議に思う。わたし…

全身麻酔で手術を受けた。あとから聞いたところ「麻酔おもろ~この感じを文章にするのはなかなか難しそうですね~はははは~」と笑っていたらしい。まったく覚えていない。看護婦さんが「いろいろ考えずに眠りに入ることってなかなかないですから、貴重です…

おっぱいがものすごく張っているな、と思っていたら予定より一週間早く生理が来た。 毎月股間から血を流すのがデフォルトという自分の構造に「へぇ、やっぱそうなんだね?」という感情が伴っていない相槌みたいな感想が浮かぶ。 いつか自分のお腹の中に誰か…

Kさんと、わたしがむかし付き合っていた人の話をしていた。 「別れてよかった〜」 「向こうもそう思ってるよ。みんながそう思って生きればいい」。 「次会うとき履歴書書いて持ってきて、面白そうだから」とか本気で言ってくる気狂いのくせに、ときどき、正…

仕事でミスが発覚し、久しぶりに頭をフル回転。どうにか一日で事態を収束させたが、頭の毛根が焼き焦げる匂いがした。わたしがしている仕事は「臨機応変」が求められる、というか「臨機応変」しか求められない。基本性質としては変化を恐れるタイプなのに、…

赤べこを作る工房の人の言葉。「ほんとさりげなく(置いてあるもの)、埃をかぶっていてもいいと思うんです。民芸品ってそういうもの。美術品とは違うので」。心に深く深く深く刺さって、泣いてしまった。こういう美学(というか何と言ったらいいんだろうか…

美容院へ行った。わたしが長めにとお願いするときはモテようとしているときだな。それでも少年感は否めないが、数日経ってとてもいい感じになった。今!今!わたしに会うなら今ですよと思いつつ、二人きりで会おうと口説くわたしvs常に塩対応のKさんという…

こんなに夜が悪く言われた一年があっただろうか。わたしは夜が好きなので、世界に夜が戻ることを、なんならちょっと長くなって戻ってくることを期待している。生活が続くように、夜は続く。 *** この年末年始、一度だけ気が狂いそうになっただけで済んだ…