2018-01-01から1年間の記事一覧

柄にもなく新月のお願いとやらをしてみたのは、いまわたしが恋をしているからだろう。 「また会う、関係は続く」と確信で溢れる日もあるし「もう会えないんだ、捨てられた」と悲観で満ちる日もある。転職の話を持ってきてくれた人に、(わたしより適任だと思…

寝しなに、通り魔的な男に襲われるんじゃないかという強烈な不安がやってきた。 大きめの包丁で、左胸を刺される。 わたしより少し若い男は、オレンジ色のウィンドブレーカーに薄い色のジーンズ。黒髪直毛、前髪は短めにそろっていた。 肌は浅黒く、身長は17…

復帰後初の休みの日、昏々と眠り続けた。 ●●●には休みだと伝えていたけれど、連絡はない。まぁ、そんなもんだろう。 偶然、彼の出身高校を知る。 わたしと同じだった。年齢的にかぶってはいないのだけど、すごく不思議な感じ。あなたもあの辺鄙なところに通…

●●●より入電。仕事中で出られない。 仕事中だということと、次の休みを伝えるラインを返す。 既読はつくが、返信なし。文字を残すのが嫌なのか?!と邪推ばかりが働く働く。 いますぐに会えないわたしには価値がない。 「お前はいろいろマイナスに捉えすぎなん…

少し珍しいウィルスに感染した。 成人の90パーセントは抗体を持っているウィルスで「なんで今…」的な。 入院は免れたが、食べらない眠れない日々が続き、あっという間に4キロ痩せた。 点滴治療を始めたらそれが覿面に効き、あっという間に3キロ戻った。早い…

今何をしているか、何時に終わるのか、明日は何時からなのか。 それだけを聞いてくる電話。 8時半に仕事が終わるから、お家に着けるのは9時半くらいかな、と言ったらば「そうか…」とあきらめ声を出し(なんであきらめるんだよ、そこから会えばいいじゃない…

この間のことを、毎分、思い出している。 合間、二人とも、くう、と眠ってしまった時間があった。 わたしは寝ぼけたふりをして、腕の中に滑り込んだ。●●●は薄目を開け、ぶっきらぼうに抱き寄せてくれた。どれくらい意識的なものだったのかはわからない。 は…

「そして生活はつづく」といえば今は星野源なのだろうか。●●●に会ったあとは、手足をもがれた感じになって、すごく痛いし淋しいのだけれど、なんだかうっとりしてしまう。 連絡しようと思ったが、なんとなくしない方が良い気もして、ウジウジしている。 曖昧…

渋谷ロフト9で「松尾ちゃんとSPA!の30年」を見た。 大橋仁がゲストで「そこにすわろうとおもう」のメイキング(カンパニー松尾撮影)を見ることができたのが嬉しかった。 渋谷から歩いて帰る。風が強かった。**********夜中、●●●から着電。 …

使い物にならない心と身体を、社会人15年目のわたしがなんとか引きずって、出社。二の腕と、舌が筋肉痛。 時間ぎりぎりまで一緒にベッドにいた。一度帰宅はできたが、きちんとお風呂に入る時間はなかった。急いでシャワーだけ浴びる。 着替えているとき、お…

職場に“素人ではない”可愛さを持った人がいる。 この人ですら女優やモデルをやらずに済んでしまっているんだなぁと不思議に思う。なりたいと思ってなるものではなく、なってしまうものだから。 わたしが●●●にとって絶世の美女だったら、と妄想する。 「付き…

「才能のそばにいるには優しすぎるんじゃない?」という言葉は、わたしに大いに響いた。才能のそばにいたいと編集者になろうとしたが、仕事にするには愛が足りなかった。 しかし恋愛関係としてそばにいることにも素養がないことは、経験から分かっている。 …

恋愛の話をしているのに「爪痕を残したい」っていう言葉が出てくる時点で何かがおかしい。 でもわたしの気持ちにいちばん近い言葉は、間違いなく「爪痕を残したい」だ。 ●●●と、このまま会えない可能性がどんどん上がってきて、とてもさみしい。「さみしい」…

友達の家に遊びに行き、ご飯を食べさせてもらった。 友達が作ってれたご飯は嬉しくて美味しい。ブルーチーズソースのかかったペンネ、また食べたい。 元々はむかしの恋人のサイン会に来ていたことで知り合ったのだが、いまだに仲良くしてもらっている。 小学…

目撃したくて、国府達矢のライブに行った。 「立体だ」と確認できるのはとてもいいな。しらす以外は生が好き。 新代田から歩いて帰る。おなじみの道。いつか懐かしくなる道。***午前中に起きて洗濯を3回。よく乾くと気持ちいい。よく使うトートバッグも…

小説を読み返してもさみしさが軽減されることはなかったが、写真集にはその効果があるようで、毎日のようにページをめくっている。 そこに彼がいるから。中には見たくない写真もあった。見覚えのある部屋の見覚えのあるソファに、笑顔で(“無邪気”と恥ずかし…

オチを求めて彷徨うゾンビと化している。 ゾンビは頭を打ち抜かれて完全に死ぬか、ゾンビとして生きていくかの2択しかないのだろうか。 人間に戻って赤い三角屋根の家に家族で住み、白くて大きな犬を飼ったりは出来ないのだろうか。 ラインは未読のまま。12…

なかなかオチがつかない。 一番面白い結末は●●だけれど、このままではたどり着ける気がしない。 名前を呼んでほしい。それだけでも叶えてくれたら、ずいぶん違っただろう。 「そういう習慣がない」というのは本当だと思うけれど、あのときわたしは心底ガッカ…

婚活アプリでマッチングしてとんとん拍子に会うことになった相手が■だった、という話。 わたしは面白さから遠ざかるために登録したのに、これ以上ない結末に向かってしまっている。 わたし引きの強さというか、業というか、これはいったい何なんだろうか。 …

40秒の電話で寿命が伸びた気もするし、縮んだ気もする。 なにしてるの仕事中です何時まで7時半くらいまでかなそっかうん頑張ってタイミング合わなかったですか頑張って会いたくなりましたか頑張って・・・はい頑張りますははは「またいつか」は思ったより早く訪…

たった4時間一緒にいただけなのに、ふとさみしくなる。 浸食された感じ。身体の一部をきれいに食べられてしまったような感じ。ものすごい力の持ち主だなぁと思う。わたしと彼は、生命力という魅力が釣り合っていない。 もう連絡をしないつもりだったが、この…

婚活アプリをダウンロードした。あっという間に男性からの【足跡】がつく。【いいね】がつく。 その人のページを見に行くと「こいつにどうにかなると思われてるのか」と愕然としたりもする。 その間にもどんどん【足跡】【いいね】がついていき、ぶっかけAV…

感謝されたいとか、謝ってほしいとか、誘ってほしいとか、許してほしいとか、連絡ほしいとか、けしからんことばかり考えてる。 いまのこの状況は、すべて自分のせい。つまならすぎる自分。そりゃ友達も離れていくよ。 人生ってこんなにも自業自得で出来てい…

2回目のつまらない人生が始まってしまった。 自分がつまらない。とてもつまらない。 友達に会いたいな。

感受性を失っている。 取り戻したいと思ったけれど、このまま消えるのも良いのかもしれない。

給湯器の修理に来たおじさんが、とても感じが悪かった。 感じが悪いだけでなく、怖かった。 工具を投げるように置いたり、故障原因はあなたの使い方が悪いということだけを淡々と目も合わせず言われ、 最後に勇気を振り絞って名刺をもらったが、こちらに顔も…

上司がインフルエンザにかかった。 珍しく三連休の予定だったが、粛々と出勤している。 「家が近いからいいよね」と言われてカチンと来た。 体力がないなりに、機嫌のいい自分でいたいと思って、職場の近くに住んでいる。 この部屋を借りて、5年が経った。…

「自分の裸の写真でオナニーしちゃった」と友人からメールが来た。 自家発電的でいいな、と思った。 わたしには到底無理なことだ。そもそも写真に撮られることが苦手。でも、アイフォンのカメラロールを遡って見てみると元恋人が撮ってくれた写真がたくさん…

祈ることさわらないこと祈ることきみが教えてくれたさよなら(盛田志保子)